2:フィチン酸は、自然界に存在しない。

  • 2010/02/03(水) 23:10:41

◇…フィチン酸について…◇

1で示したように『フィチン』はリンの主要な貯蔵形態としてほとんどの植物体に含まれるミネラルとの結合塩です。 

「フィチン酸」は
 ・米糠などに存在するフィチンから金属を除去して製造。
・古くから食経験が豊富で体内でも合成される安全な天然成分。
・フィチン酸は高いキレート作用及び抗酸化作用を持つ。
・抗癌作用、メタボリックシンドロームの改善の作用、免疫賦活作用、デトックス作用などでも注目されています。

「フィチン酸」は、食品の変色防止、消臭作用を目的とした食品添加物で、淡黄褐色の澄明なシロップ状の無臭の液体です。
・モモ、バナナ、メロン、コーヒー、チョコレート等のpH調整剤。
・漬け物、珍味等の伝統食品の品質保持。
・歯のくすみや黄ばみの原因となる汚れを落とす光沢剤として歯磨き剤に使用。

幅広い分野で使用されています。

『フィチン』と『フィチン酸』は別な物質ですが、分子構造の特徴から、どちらも『IP6』(アイピーロク)という略称で呼ばれています。



食品中の『フィチン酸(IP6)』の含有量 


上記のグラフのように、実際に成分割合でみると、
・ごま・大豆・ココア・トウモロコシなど他の穀物のほうが玄米より含有率が高いです
もし、本当に『フィチン酸』が危険な成分であれば、ほとんどの植物、穀物は食べることができなくなります。

添加物としての『フィチン酸』でさえ危険な物質ではないのです。
「玄米はフィチン酸が含まれるから危険なんだ」という話は、フィチンのこともフィチン酸のことも、ほとんどの植物にフィチンが含まれることも知らないのです。

それなのに、危険という根拠は?

フィチン酸を原液でそのまま大量に摂取すれば、身体に影響があるかもしれません。
でも、それは醤油だって、アルコールの原液100%だって同じことですから。

◇…『IP6・フィチン酸とフィチンの違い』…◇
玄米を始め、穀物や豆類に含まれるのは『フィチン酸』にミネラルが結合した状態の『フィチン』です。
『フィチン』が胃に入ると胃酸の影響で『フィチン酸』と『ミネラル』に解離されます。
フィチン酸が元々のミネラル物質ではない金属と結合して、排出されるかもしれませんが、そのときには、フィチンがもともと持っていたミネラルは体内にそのまま残るわけです。

つまり、体内のミネラルは増えることはあっても減少することはないのです。
しかも、穀物中には単体の「フィチン酸」がそのまま含まれることはありえないので、玄米や穀物を摂取することで、体内のミネラルがマイナスになることは論理上ありえないことになります。

『フィチン』の分子の形を見ると、『フィチン』がミネラルを体内から奪い取ることはないことがさらに理解することができます。

次回は『フィチン酸』と『フィチン』の分子の形みることにしましょう。

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